よくあるご質問

スピールシリーズの
よくあるご質問(FAQ)

1基礎知識について

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魚の目とは、角質が厚く盛り上がり、中心に角質が固まってできた硬いしんをもつ皮膚疾患です。足に合わない靴を履き続けるなど、長期間に渡る圧迫などの刺激が原因のひとつといわれています

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たことは、皮膚がこすれたり圧迫されたりして、角質が厚く盛り上がった状態のことを言います。
注意:鋭い痛みや赤みを伴う場合は、細菌感染を起こしている可能性があるため、病院の受診をお勧めします。

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魚の目やたこは、生活習慣や職業の違いなどにより、身体の至る所にできます。外反母趾やリウマチ、扁平足が原因で魚の目やたこができることがあります。他には、サイズの合わない靴を履いたり、足に負担がかかる歩き方が原因の場合があります。ペンだこ、ラケットだこ、赤ちゃんのゆびや腕のおしゃぶりでできる吸いだこ、老人の座りだこなども、たこの仲間です。

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いぼとは、多くの場合、ヒト乳頭腫ウイルスの感染によってできる良性の小さく硬い腫瘍のことをいいます。傷からウイルスが侵入し、表皮細胞に感染すると細胞分裂が活発になり、周囲の正常な細胞を押しのけていぼになります。

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1823年にヤナギ(salix)の樹皮からサリチル酸(salicylic acid)の元となる物質であるサリシン(salicin)の結晶が得られました。そして、バラ科シモツケ属の低木のシモツケ(spiraea)から抽出された成分「スピール酸(spirsaure)」が、後にサリチル酸と化学構造が同じ物質であることが判明しました。
つまりサリチル酸はヤナギ(salix)から、スピールはシモツケ(spiraea)からと、別々の植物の名前が由来になっています。

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●魚の目 ⇒ 鶏眼(けいがん)
●たこ  ⇒ 胼胝腫(べんちしゅ)
●いぼ  ⇒ 疣贅(ゆうぜい)
ちなみに「魚の目」の由来は、江戸時代に魚を食べると出来ると信じられていた事からという説と、形が魚の目に似ているからという説があるようです。「鶏眼」はHuhnerauge (Huhn,-er:鶏 auge:眼)というドイツ語の直訳ということです。中国でも「鶏眼」といいます。「たこ」は堅凝(かたこ)が短くなったものといわれ、室町時代の書物にはすでに「たこ」の文字がみられるそうです。

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●原因を遠ざける
足に合わない靴をはかない/歩き方のクセを治す/外反母趾など足に変形症状がある場合は、それらの治療も考える など。
※時間の経過とともに大きくなっていくことが多いので、早めの治療が大切です。
●ヤスリ・カッター・グラインダーでのケア
たこは、盛り上がった角質部分を平らに削って圧迫が加わらないようにすることで、ある程度改善できます。魚の目は表面を削ると改善されたように見えますが、しんを取り除かないと根本的な治療にはならないため、周囲の健康な皮ふを傷つけないピンポイント治療のスピールシリーズをおすすめします。

2薬の効き方について

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サリチル酸が角質層を軟らかくし、魚の目やたこの角質細胞と正常な細胞とを結び付けている細胞接着分子(デスモグレイン)を溶かして、切り離す役割を果たしているからです。

  1. 1. サリチル酸を魚の目やたこの患部につけると、角質層を軟らかくしながら徐々に浸透

  2. 2. 魚の目やたこの角質細胞と正常な細胞とを結び付けている細胞接着分子(デスモグレイン)を溶かす

  3. 3. 細胞接合部を分離させる

  4. 4. 皮ふから角質をはがす

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1. 
患部を清潔にして、魚の目の“しん”の部分だけにサリチル酸配合の薬剤(スピール膏ワンタッチEXなど)を貼るか、又は液剤(スピールジェルなど)を塗り、そのまま2~3日後に患部をチェックします。

2.
患部が軟らかくなっていなくても、根気よく繰り返し処置を続けます。ただし、患部より広く貼ったり塗ったりしないでください。
改善が見られない場合は、塗る回数や量などを調整しながら処置を進めます。

3. 
患部が十分に軟らかくなってきたら、消毒したピンセットや毛抜きなどで痛みを感じない範囲で患部を取り除きます。
1〜3を繰り返し、“しん”の部分が完全に取り除けるまで処置を続けます。

・“しん”を取った後は、救急絆創膏を貼って患部を保護してください。

※魚の目の”しん”が取れるまでには時間がかかるので、根気良く使い続けることが大事です。繰り返し処置しても魚の目の”しん”が取り除けない場合は、医師にご相談ください。

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1.
患部を清潔にして、硬くなった部分にサリチル酸配合の薬剤(スピール膏ワンタッチEXなど)を貼るか、又は液剤(スピールジェルなど)を塗り、そのまま2~3日後に患部をチェックします。

2.
患部が十分に軟らかくなってきたら、消毒したピンセットや毛抜きなどで患部を取り除きます。
痛みを感じた場合は無理をせずに止めて、再びサリチル酸配合の薬剤を用いて、同じように処置を繰り返します。

※角質が取れるまでには時間がかかるので、根気よく使い続けることが基本です。 繰り返し処置してもたこが取り除けない場合は、医師にご相談ください。

3使用上の注意について

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  • お風呂上りなど、患部が清潔で水分を含んで軟らかくなっているときにお使いになると効果的です。
    表面の水分をよく拭き取ってからご使用ください。

  • サリチル酸が浸透するまでは時間がかかるので、2~3日はがさずに貼り続けてください。

  • 粘り強く処置を進め、患部が小さくなってきたら、その都度患部に合った大きさの薬剤を使ってください。

  • サリチル酸は正常な角質に対しても、角質軟化作用を発揮するので、薬剤が付着する範囲を患部(魚の目は“しん”、たこは硬くなった部分)に限定することが大切です。

  • 「スピール膏ワンタッチEX」ではサイズ調整シールを利用します。
    万一、健康な皮ふがはがれて痛みが出た場合は、皮ふが再生するまで使用を中止してください。

  • 「スピール膏ワンタッチEX」ではサイズ調整シールを利用します。
    万一、健康な皮ふがはがれて痛みが出た場合は、皮ふが再生するまで使用を中止してください。

  • 必要に応じて、外部からの刺激をやわらげる「スピール抗菌パッド」を使用してください。

  • 患部の場所によって剤型を使い分けることも効果的です。
    貼るタイプ:数日間貼っておけるので、薬を塗る手間を省きたい場合に適しています。
    塗るタイプ:指先や関節でも塗るだけなので使いやすく、テープで皮ふがかぶれやすい人などでも使えます。

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いいえ 使えない場合があります。
目の周囲、粘膜、やわらかい皮ふ面(首の周り等)、顔面、炎症または傷、化膿のある患部等には使用しないでください。

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ウイルス性のいぼには使用できません。
群生したいぼ、体に多発したいぼ、みずいぼ、湿ったいぼ、外陰部や肛門周辺のいぼなど、ウイルス性のいぼにはご使用いただけません。
スピールシリーズは、角質化された表面のざらざらした硬いいぼにだけ有効です。
※ウイルス性いぼの症状・治療については医師にご相談ください。

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「痛い」と意思表示や違和感を訴えることができるお子様であれば使用できます。ただし、必ず保護者が処置してください。乳幼児の場合は皮ふが弱く、発疹やかゆみなどの副作用が発現しやすいので、使用前に医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください。

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妊娠中の使用は避けてください。
サリチル酸の動物実験で、内服した場合に、胎児の奇形が報告されています。痛みが激しくどうしても使用する場合は、事前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

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使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。

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いいえ、糖尿病の方は使用を避けてください。
糖尿病の方は免疫力が低下していて、感染症にかかりやすい状態にあります。角質を取る際に皮ふを傷つけてしまった場合、感染しやすくなります。

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貼るタイプのスピール膏シリーズの粘着部分には天然ゴムが使われていますので、使用は避けてください。
塗るタイプのスピールジェルのご使用をおすすめいたします。

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必ず全てのプラスチック部材(キャップ・ノズル・ボディ)を装着して使用してください。部材を外してお使いになると、予想外の不具合が発生する恐れがあります。

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お住まいの地方自治体の方針に従い廃棄してください。ブリスター包装及びプラスチック部材はプラスチックごみとしてリサイクルできます。アルミチューブは不燃ごみとして廃棄してください。分別して廃棄する際は中身を全て出し切って廃棄してください。

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直ちにぬるま湯等で揉み解しながら洗ってください。それでも落ちない場合はクリーニング店にご相談ください(マニュキュアに似たものが付着したとお伝えすればスムーズです)。またマニキュアの除光液でも落ちる場合がありますが、生地を傷める可能性がありますので、目立たない場所で試してからご使用ください。

4使用方法について

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はがさないほうが効果的です。
毎日交換すると薬が患部に浸透しにくいのでかえって治癒が遅れます。入浴時も貼ったままで差し支えありませんが、はがれないように注意してください。
入浴後は、水分をよく拭き取ってそのまま貼っていてください。はがれてしまった場合は新しいものに貼り替えてください。

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入浴してもサリチル酸は薬剤部分に充分残っていますので効果はほとんど落ちません。
また、溶け出したサリチル酸は湯船の湯で希釈されて、濃度は非常に低くなりますので、全身への影響はほとんどないと考えられます。

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すみやかに医師の診察を受けてください。
誤飲時の対応については個々の患者さんの状況によって異なりますので、必ず医師による診察・治療を受けていただきますようお願いします。

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2~3日間、貼ったままにしておいた方が、薬が患部に浸透しやすくなり患部の角質が早くやわらかくなります。
※衛生面が気になる方は毎日交換していただいても結構です。
※また、医師から毎日交換するよう指示をされた場合は従ってください。

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魚の目の場合は、“しん”が取れたら終了です。“しん”が取れなかったり、中途半端に取れてしまった場合は、治療を一旦中断して肌を休め、皮ふが硬くなってから再開してください。
たこの場合は、様子を見ながら皮ふの硬いところがなくなるまで使用を続けてください。
1カ月以上使用しても改善が見られない場合は、使用を中止し、皮ふ科等で医師の診察を受けてください。

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ちょうどいい大きさのサイズ調整シールが無い場合や、使い切ってしまった場合には、薬剤部分を患部より少し小さめに切ってお使いください。

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開封前にチューブを押したりすると、キャップの先端を刺して開封したとき薬剤が出る恐れがあります。チューブのネジ口についた薬剤をティッシュペーパー等できれいにふき取ってからノズル・キャップを確実に取り付けてください。服に付いた場合は、「スピールジェルの薬剤が服に付着した場合はどうしたらいいですか?」をご参照ください。

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ボディ側面を強く押すと外れやすくなります。ボディの下の方もしくは上端を持って扱ってください。ボディを装着し直してご使用ください

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キャップを開けるネジの方向とノズルを外すネジの方向が同じため、キャップを開ける際ノズルの締め加減によってはキャップではなく、ノズルが緩むことがあります。キャップを開ける際はノズルの根元を持ってください。ノズルが緩んだ際はもう一度しっかり締め付けてください。チューブとノズルがしっかりと付いていれば、キャップの開閉の際ノズルが緩みにくくなります。

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ノズルに薬剤のカスが付くと、キャップ内部にカスがたまり、密封性が悪くなる恐れがあります。使用後はティッシュペーパー等でノズルをきれいに拭いてからしっかりキャップを締めてください。

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キャップが回りにくくなるところまで締めて頂けば十分です。キャップの内側に中栓(凸部)があります。キャップが回りにくくなるところまで締めると、この中栓がノズルの穴に入り込むため、しっかりと密封されます。

なお、ノズルとキャップの間には1mm程度の隙間がありますが、強く締めてもこの隙間はなくなりません。力を入れすぎるとノズルが折れたり、壊れたりする恐れがあります。

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患部の大きさに合わせて適量塗布してください。厚く塗る必要はなく、患部のみに薄く塗り広げてください。軟膏ではないので塗った後、指で塗り広げないでください。健康な皮ふに付着した場合は、ティッシュペーパーやウェットティッシュなどで速やかにふき取ってください。厚く塗ってしまった場合は、乾燥して被膜になるのに時間がかかるため、十分乾燥したのを確認してください。乾燥が不十分ですと、床や靴下などに薬剤が付着してしまいますのでご注意ください。

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薬剤のみで治療は可能ですが、圧力がかかると痛い魚の目などには圧力を分散させるために使用するといいでしょう。塗った後に、患部の大きさに合わせて大中小から選んで貼ってください。保護パッドを貼ってから塗ることも出来ますが、穴の径が患部より大きいと、患部の周りの健康な皮ふに付着する可能性がありますのでご注意ください。

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皮ふの状態にもよりますが、はがれたりかゆみが無ければ2~3日連続で貼っていても大丈夫です。はがす際はゆっくりはがしてください。不足した場合は別途「スピール抗菌パッド」をお買い求めください(同様のものは別売しておりません)。

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被膜がはがれたり、はがしたりしたときに塗り直してください。風呂上りは、患部が清潔で水分を含んで軟らかくなっているので、このときに塗ると効果的です。

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被膜ははがしてから塗った方が効果的です。被膜をはがす際に痛みを伴うようでしたら無理にはがさず、残った被膜の上から塗り直してください。

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使用後はティッシュペーパー等でノズルをきれいに拭いてからしっかりキャップを締めてください。直射日光及び高温多湿を避け、涼しいところに保管してください。また幼児の手の届くところや冷蔵庫では保管しないでください。

5商品について

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ウレタン不織布素材はサリチル酸で徐々に劣化するため、薬剤付パッドの素材としては使用できません。
もちろん治療の際に薬剤付パッドと固定用テープ(ウレタン不織布素材)を組み合せて使用する程度では問題ありません。
品質保持のため、薬剤と固定用テープは同じ袋に入れずに、それぞれもとの内袋に入れて保管してください。

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固定用テープの大きさと薬剤付パッドの大きさの差が、そのまま固定用テープののりしろ(皮ふに粘着する部分)になります。
だ円型にすることで、固定用テープののりしろや保護用パッドの面積を確保できるため、この形にしました。

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「スピール膏 ワンタッチEX」の薬剤部分を緑色に着色し、類白色の「スピール膏 EX50」及び「スピール膏」と外観上区別しています。
※サリチル酸の浸透促進剤として配合されている中鎖脂肪酸トリグリセリドの配合有無とは関係ありません。

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患部だけにピンポイントで塗りやすいよう視認性を高める目的でピンクに着色しています。

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高温で長時間保管すると、薬剤の色が濃くなることがあります。車内など、高温になりやすい所で長期間保管しないでください。色の変化は薬効に影響が無いことを確認しておりますので、使用期限内であれば問題ありません。

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スピールジェルは、有効成分のサリチル酸を揮発性の溶剤に溶解させています。キャップを開けている間に溶剤が揮発し、薬剤の粘り気が高くなることがあります。そのままご使用になっても問題ありませんが、開封後はなるべく早めに使用していただくことお勧めします。

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本品は揮発性の高いジエチルエーテルという匂いのある溶剤を多く含んでいます。ジエチルエーテルを少し吸っても人体への影響はほとんどありませんが、ジエチルエーテル自体には麻酔作用があり、多量に吸うと危険なため、使用時は換気をしっかりし、なるべく吸い込まないように注意してください。またジエチルエーテルは引火性であるため火気には絶対近づけないでください。

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スピールジェルは、有効成分のサリチル酸を揮発性の溶剤に溶解させています。キャップを開けている間に溶剤が揮発し、薬剤の粘り気が高くなることがあります。溶剤の揮発がさらに進むと、最終的には固まってしまうことがあります。一度固まった薬剤は元に戻せません。大変恐縮ですが新しい製品をお買い求めください。
固まるのを予防する方法として、キャップを開けたら速やかに点薬し、使用後はティッシュペーパー等でノズルを拭いてからキャップをしっかり締めることをお勧めします。

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一回に点薬する量にもよりますが、直径7mmの患部だと200回程度点薬することができます。塗る量や、患部の大きさ、保存条件等様々な要因で使用回数は変わります。